フローラルで蜂蜜のような甘い香り。 レモンやキウイ、ベルガモットを感じる柑橘系の明るい酸味。 ピュアココアやシナモン、ダークチョコレートを連想するコクと苦みの長い余韻。

最近パカマラ種のフレーバーが注目を浴びています。このコーヒーは収穫量が少ないながらも、単一農園指定でリモンシージョ農園から届きました。 農園はニカラグアのコーヒー生産の中心地、マタガルパ地域にあり、周囲を小高い山脈に囲まれています。
農園の最も標高の高い地点から農園を眺めると、谷の方に広がるシェード・ツリーに覆われたコーヒーの農園の美しさと、 周囲の山脈とのバランスに感動せずにはいられません。

生産者のミエリッヒ一族は三代に亘るコーヒー生産者で、代々受け継がれているそのサスティナビリティの意識は、 自社農園のみならず、ニカラグアのスペシャルティコーヒーの発展に大いに貢献しております。
一族のエルウィン ミエリッヒさんは、ＣＯＥ（カップオブエクセレンス）のヘッドジャッジを務めるほどの人物で、 そのカッピング能力と人柄は、世界のスペシャルティコーヒー関係者から尊敬を集めています。

コーヒーには奥深い魅力があり、同じコーヒー豆でも焙煎度合により、様々な香りや味わいをお楽しみいただくことができます。 焙煎が浅ければ酸味が強調され、香りは軽やかになります。深くなると酸味が隠れ苦みが増し、香りは重たくなります。

抽出する器具に合わせた挽き方をご指定頂くことが、コーヒーを美味しく抽出する近道といえます。