メキシコからティピカ種主体のコーヒー
山脈に囲まれた美しい景観の土地で、自然の恵みに感謝し慎ましく暮らす村の農家さんが手掛けた、伝統品種ティピカが中心の、良バランスな限定品『 オアハカ サントドミンゴ 』がスポット入荷しました!
収穫後日陰にて24時間熟成し、48時間の浸水式水洗、パティオにて10日間の天日乾燥で作られた、爽やかな酸質と心地よい苦みの一杯をぜひお楽しみください。
共生と継承
オレンジやキャラメルを感じる複雑な香り。
軽やかな飲みくちに、ピーチやグリーンアップルをイメージする爽やかな酸味。
ピュアココアやグリーンティーのような心地よい苦みと、サトウキビやカラメルを連想する甘さとコクの余韻。
サントドミンゴ村について
メキシコのコーヒーは、全32州うち、チアパス州やオアハカ州など東側の5州で全体の94%を生産しています。メキシコには消えゆく伝統品種ティピカがまだ多く残っている産地があります。繊細で高貴なカップ品質を誇るティピカですが、病害虫に弱く、樹高も高く、収量も決して高くありません。実際、現地のティピカの収量はハイブリッド品種と比較すると1/5以下という状況です。
山脈に囲まれた河川が谷の間を流れるオアハカ州シエラ・ノルテ地区のカカロテペクは、辺境の土地ならではの美しい景観に囲まれた地域です。中でもサントドミンゴ村の農家さんはその自然の恵みに感謝し、慎ましくも丁寧に昔ながらの伝統製法で何世代にも渡りコーヒーを作り続けています。
シエラ・ノルテ火山の火山灰土壌の肥沃な土地と冷涼で霧が多い気候に加え、自然林が織りなすシェードの下でコーヒーのチェリーはゆっくりと完熟し、深く鮮やかな香味を生み出します。
サントドミンゴ村では時の流れを穏やかに感じます。農家さん達は日の出と共に目覚め、農地まで丘を下りまた登り、収穫期にかかわらず毎日農地を訪れます。それはこの地域のZAPOTEC文化の一環でもある“自然とのバランス”を大切にしているためです。木々や作物を始めとした動植物全体のバランスが取れて初めて持続可能な生活を保て、次世代へ継承されます。
オレンジやキャラメルを感じる複雑な香り。軽やかな飲みくちに、ピーチやグリーンアップルをイメージする爽やかな酸味。ピュア...