セラード地域だから出来る、長い乾季を活かした樹上完熟!
樹上でコーヒーチェリーが熟した後、ついたままの状態で乾燥させる『樹上完熟』。セラード地域では雨季と乾季がハッキリと分かれているため、このような収穫方法が可能です。また味わいも「甘みが増し、マイルドになる」というメリットがあります。
その人気の樹上完熟コーヒー『 ホリゾンティーナ農園 樹上完熟 ナチュラル 』が入荷しました。今回は、微生物の力を利用することで土壌を蘇らせるという、再生農業に力を注ぐ生産者が手掛けたコーヒーです。ぜひお楽しみください。
ドライ・オン・ツリー!
グリーンアップルやローストナッツを感じる香り。
クリーミーな飲みくちに、カシスやクランベリー、プラムのようなジューシーさと、ピュアココアやナツメグをイメージする軽やかな苦み。
メイプルシロップやチョコレートを連想するやさしい甘さとコクの後味。
生産者ベローニ氏と、農業技師トミタ氏
生産者フェルナンド・ベローニ氏と彼の家族は常に農業に携わっており、1995年にミナスジェライス州パトロシーニョ市に移住して現在も暮らしています。彼はAgroBeloniという企業を経営しており、コーヒーの他にも、ジャガイモ、大麦、トウモロコシ、豆、ユーカリ、タマネギ、コーヒー、大豆、小麦を生産しています。この会社の全体的な経営に加えて、特にコーヒーの技術指導とマーケティングを担当しています。
2009年に最初のコーヒー農園がスタートしました。他の作物も合わせて総面積約5,300haのうち、420haを使って様々なコーヒー品種が栽培されています。
ベローニ氏は、自然と共生していたころの農業に戻るというコンセプトのもと、微生物の力を利用して、化学肥料や農薬の使用を抑え、土壌の改善、生産コストとCO2排出量の削減、生態系のバランスを維持し、持続可能なコーヒー栽培の実現に取り組んでいます。
生物多様性を考慮した農業への挑戦と開発にあたり、農学教授でありそして農業技師でもある日系人セルソ・トミタ氏に、コンサルタントを依頼しました。トミタ氏は日本への留学も経験しており、その時に学んだ微生物を利用した農業技術をブラジルへ持ち込み、コーヒー栽培へも導入しました。
生産者の所有地である森林の微生物を利用する農法を開発したトミタ氏からのアドバイスで、農園内には微生物ラボが設置され、森から採取した微生物を、サトウキビの糖分を使用して培養しています。
ベローニ氏は、「毎週、原生林に行って土の中から天然の微生物を採取し、研究所で増殖させている」と言います。そして、この増殖したものを作物に持っていくことで、作物の土壌をより森に近づけていくそうです。
グリーンアップルやローストナッツを感じる香り。クリーミーな飲みくちに、カシスやクランベリー、プラムのようなジューシーさ...