コロンビア固有の希少種、ピンクブルボン!
コーヒー多様性の国コロンビアから、澄んだきれいな酸質が素晴らしく、奥行きのある甘さとコクもまた格別な希少種「ピンクブルボン」が届きました!
耐病性が低く、個別に隔離生産する必要のある品種ですが、生産者が手間を惜しまずに作った貴重なマイクロロットです。お好きな方も、まだ飲まれたことのない方も、ぜひピンクブルボンの特性をご堪能ください。
注ぐ愛情で活かされる特性
フローラルでバニラを感じる複雑な香り。
シルキーな飲みくちにオレンジやアメリカンチェリーのようなジューシーさと、ブラックティーや白ワインをイメージする軽やかな渋み。
カラメルやチョコレートを想わせる奥行きのある甘さとコクの余韻。
ピンクブルボンについて
1980年代にコロンビアのウイラ県、Acevedo地区のSan Adolfo村で最初に発見されたとされているピンクブルボン種。以前はレッドブルボンとイエローブルボンの交配種とされていましたが、2023年の検査によって、サンプル数が少ないため今後も検証の余地があるとはいえ、エチオピア原生種からの派生の可能性が高いことが確認されたそうです。
ピンク色というよりは淡いオレンジまたはサーモンピンクに近い色味のピンクブルボン種は、病害虫への耐性が低いため、他の品種との自然交配を予防する意味でも個別に隔離生産する必要のある手間のかかる品種ですが、大切ににそして丁寧に生産し精製・乾燥をおこなえば、柑橘系の綺麗な酸味、そして蜂蜜のようなしっかりと深い甘みを産み出します。
今回届いたコーヒーはウイラ県のパレスチナ地区とピタリト地区から、25名の零細農家(うち10名が女性)による自家精選品のマイクロロットです。完熟豆のみを手摘みし、果肉除去後は発酵槽で36〜48時間の浸水式発酵、毎日水を入れ替え丁寧に水洗後、15〜20日間の天日乾燥で作られました。
フローラルでバニラを感じる複雑な香り。シルキーな飲みくちにオレンジやアメリカンチェリーのようなジューシーさと、ブラック...