完熟果実やローズを感じる複雑で奥行きのある香り。
滑らかな飲みくちに、ピーチやプラムのようなジューシーな酸味とトロリとした甘み。
ピュアココアやレッドワインを連想する上品な苦みとコクの余韻。

タンザニア南部の高原地域であるムベヤ地区は、キリマンジャロ山がある北部産地よりも標高が高く 、新興のコーヒー産地として注目されています。
タンザニアでは、一般的に全体の約9割のコーヒーが、オークション経由にて海外に取引されますが、本商品は輸入商社がサステナブルな取組みを行うムベヤ地区で、優れた原料のみを現地の輸出業者であるテイラーウィンチ社から直接買い付けています。

またタンザニアでは、輸出されるアラビカコーヒーのうちほとんどがウォッシュドコーヒーですが、こちらのコーヒーは乾季に40日間以上雨が降らないムベヤ地区の天候特性を活かした、タンザニアでは希少なナチュラルコーヒーになります。
タンザニア国内で消費される低級品のナチュラルコーヒーとは違い、徹底した欠点豆の除去を行い、厳格な生産管理工程を経て高品位に仕上がっています。

商品名のマトゥンダとはスワヒリ語で「フルーツ」の意味。その名の通り、プラムのような明るい酸味と甘みが特徴です。現地と商品プロファイルを共有していて、年に複数回、カップ品質のすり合わせをおこなっているそうです。

コーヒーには奥深い魅力があり、同じコーヒー豆でも焙煎度合により、様々な香りや味わいをお楽しみいただくことができます。 焙煎が浅ければ酸味が強調され、香りは軽やかになります。深くなると酸味が隠れ苦みが増し、香りは重たくなります。

抽出する器具に合わせた挽き方をご指定頂くことが、コーヒーを美味しく抽出する近道といえます。