酸味 |
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香り |
ローズやチェリー、ブラウンシュガー...複雑に変化するエレガントな香り。
まろやかなくち当たりに、ラズベリー、レーズン、完熟メロンをイメージするフルーティーな酸味と甘み。
カルダモンやビターチョコ、ラム酒を連想する上品な苦みとコクの余韻。
【当店クラシフィカドールのコメント】
今回新たに発見された母体品種イエメニアは、現在わかっている限りでは、イエメン以外で栽培はされておらず、
その存在自体知られていませんでした。今後さらなる新たな品種の起源となる潜在性があります。
日本では、あまり知られていない新品種イエメニアに思いを馳せながら楽しんでいただけたらと思います。
その味わいには、コーヒーロマンがたくさん詰まっています。
世界で認知されているアラビカ種の98%以上の品種がイエメンにルーツを持っています。
エチオピアの森の中から発見されてアラビカ種は少なくとも600年以上前にイエメンに渡り、初めて耕作作物として広がりました。
エチオピアの深緑の森の中から、圧倒的な乾燥地帯であるイエメンに渡ったコーヒーはその自然環境に適応すべく自然順化・変異されていきました。
およそ300年以上の年月を経て順化・遺伝的浮動*によってエチオピア原種とは異なる品種に変異していき、
その後世界に広がった多種多様なアラビカ種の“母体種”となりました。
*遺伝的浮動:集団の大きさが小さい場合、あるいは気候・飢餓などの要因によって集団が小さくなった時、偶然性によってある遺伝子が集団的に広まる現象。
2020年8月14日、世界初となる新たな“母体”品種YEMENIAの発見が公表されました。
この品種の調査はQIMA(Yemen)、RD2(France)、CATIE(Costa Rica)が共同で行いました。
イエメン史上最大規模のこの相互検閲調査は範囲25,000kmにわたり、イエメンのコーヒー史だけでなく、
世界の品種史においても大きな影響を与え、学術雑誌にも掲載されています。
このロットは、ハイマの外周地区Hayma Kharijiya(ハリジヤ)と、ハイマ内部地区Hayma Dakhiliya(ダヒリヤ)からできています。
ハリジヤ地区には、約1,000名の農家がコーヒーを生産しており、比較的穏やかで降雨もあるため木々が健やかに育ち、
この地のJabal al-Sharja(シャルジャ山脈)は青々とした山脈地帯として名が知られています。
木々が茂り空気が澄んでいるため、山頂からの眺めは絶景です。
ダヒリヤ地区は、11の山脈から成る山岳地帯です。傾斜が険しく道路も整備されていないため、未開の地が多く残り、教育や医療も充分ではありません。
ダヒリヤ地区には約400家(約83,000人)がコーヒーやとうもろこし、ポテトやカートを育てて生活をしています。
天候は夏季は降雨もあり比較的穏やかですが、冬季は気温も下がり乾燥します。
この厳しい環境下にあって高品質なコーヒー栽培を可能にする秘訣は、ミネラル成分の豊富な土壌と多くの帯水層です。
この地区の一部の木々は100年以上の樹齢を誇り、現在でも少量ながらコーヒーを実らせています。
2つのハイマが織りなす酸味と甘みの超絶なバランス、そして現地の人々と想いや未来を相互理解する事で達成できるクリーンカップをぜひお楽しみください。
生産国 | イエメン |
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地域 | ハイマ・ハリジヤ地区、ハイマ・ダヒリヤ地区 |
標高 | 2,000〜2,300m |
品種 | イエメニア |
精製方法 | ナチュラル |
珈琲問屋ではすべてのコーヒー豆が100gから生豆でもご購入が可能です。 こちらの銘柄もお得な生豆1kgパックで販売しております。
コーヒーには奥深い魅力があり、同じコーヒー豆でも焙煎度合により、様々な香りや味わいをお楽しみいただくことができます。 焙煎が浅ければ酸味が強調され、香りは軽やかになります。深くなると酸味が隠れ苦みが増し、香りは重たくなります。
おすすめの焙煎具合は、ミディアム、ハイ、そしてシティローストです。
こちらのコーヒーの複雑性、まろやかな味わいと良好な余韻を、まずはミディアムでお楽しみください。
焙煎度を上げてみてもまた楽しめる、贅沢な気分になれる奥深さがあります。お好みの煎り具合を探してみてください。
抽出する器具に合わせた挽き方をご指定頂くことが、コーヒーを美味しく抽出する近道といえます。
※もちろん豆のままでもご購入いただけます。通常価格 | 2,380円(税込) |
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商品コード | 20374 |
限定品 イエメン ハイミ イエメニア ナチュラル
ローズやチェリー、ブラウンシュガー...複雑に変化するエレガントな香り。 まろやかなくち当たりに、ラズベリー、レーズン、...